会社名(商号)を決めるための5つのヒント

会社を設立する際に、必ず決めるのが、会社名(商号)です。

どんな名前にしようか?かっこいい名前は?
時価総額世界一、iPhoneを生んだ「Apple」みたいな名前はどうだろう・・。
夢は膨らむばかりです。

経営者にとって、会社は我が子と同じです。
皆さんは、寝ても覚めても、我が子のように、会社の事ばかりを考えるのです。
会社の名前を決めるという事は、我が子の名前を決める事と同じくらい重要なものです。
愛着もてる名前が良い、世の中に知ってもらいやすい名前が良い、様々な想いがあるでしょう。

そんな我が子の名前を考えるにあたり、私たちが日頃ご提案しているヒントが存在します。
その中から今回は5つのヒントをご紹介していきます。

守らなければならないルールがある。

①会社の種類

会社法において、会社名の中には、必ず会社の種類を入れなければならないと明記されています。
会社の種類は、以下の4つです。

会社の種類
○  株式会社 (最も一般的であり、世間の印象が最も良いと言われている。)
合同会社 (商取引の少ない小規模な会社に多く、設立費用が安い。)
合資会社 (株式会社と合名会社の中間のような会社形態で、幻の会社。)
合名会社 (出資者全員が代表者であり、会社の借金も全役員で連帯責任を負う、幻の会社。)
× 有限会社 (平成18年5月の法改正により新規で設立することができなくなりました。)

それぞれ特徴ありますが、会社を設立される方のほぼ100%は、株式会社か合同会社で設立されます。

最近は、会社設立費用の安い「合同会社」での設立案件も増加していますが、全ての会社名が並んだ時に、ユーザー目線で見ると、やはり「株式会社」が馴染む、と感じる方が多いようです。

また、会社の種類は、会社名の「前・後ろ・真ん中」どこに入れても構いません

上場企業の会社名は前?後ろ?どっちが多い?

業歴の長い大会社が多い、東証一部(上場)では、
約65%が「株式会社××」、約35%が「××株式会社」。

新興の若い企業の多い、東証マザーズ(上場)では、
約25%が「株式会社××」、約75%が「××株式会社」。

「株式会社××」は、「格式高い」「立派な」「かっちりした」印象を与えると言われています。

「××株式会社」は、「いまどき」「社名が先に来るので、名前を憶えやすい、印象的。」と言われています。

私個人の印象としては、最近は「××株式会社」の方が多いように感じます。

②文字の種類

会社名に使うことができる文字の種類は以下のとおりです。

会社名に使うことのできる文字の種類

○  漢字
ひらがな
カタカナ
ローマ字( A B C ・・・ X Y Z a b c ・・・ x y z )
アラビア数字( 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 )
一定の符号 「&」(アンバサンド)「’」(アポストロフィー)「,」(コンマ)「-」(ハイフン)「.」(ピリオド)「・」(中点)
※ これら以外の符号は使用できません。
参照:http://www.moj.go.jp/MINJI/minji44.html

「株式会社AAA」、「株式会社007」、「株式会社A&7」といった、会社名も法律上問題はありません。

一方、「株式会社100%」のように、決められたもの以外の符号が入った会社名は認められません。

③同じ住所に同じ会社名(商号)は使用できない

同じ住所に同じ会社名(商号)の会社を作ることはできません。例えば、「香川県高松市中新町11番1」に「株式会社AAA」が2社存在することはできません。

「全く同じ住所に2つの会社が入ることなどあるわけがない」と思われるでしょうが、最近では、スマートオフィスといった、シェアオフィスがたくさん存在します。少額投資で事業を開始する場合に、シェアオフィスを借りられる方がいます。全く同じ住所に同じ名前を付けた会社を先に作っている方がいる可能性はゼロではありません。特に、シェアオフィスを借りようとお考えの方は、事前に同じ名前の会社が存在しないかを確認するようにしましょう。

④有名企業と同じ社名は避ける

同じ住所地でなければ、携帯キャリアの「ソフトバンク株式会社」や、ユニクロの「株式会社ファーストリテイリング」といった有名企業と同じ会社名で会社設立をすることはできます。

有名企業の会社名を真似した方が、お客様が勘違いして売上が一気に上がるんじゃないか・・。
気持ちは分からないでもありませんが、相手の会社から不正競争防止法に基づき訴えられる可能性があります。

出来る限り、誰でも知っているような有名企業と同じ会社名にすることは避けるようにしましょう。

ドメイン取得が可能な会社名にしよう

最近では、ホームページを作る会社が大変多くなっています。

ホームページには、ドメインというインターネット上の住所のようなものが存在します。「https://www.apple.com」や「https://www.amazon.com」といったようなものです。同じドメインは、世界で一つしか取得できません

会社名や、サービス名で、分かりやすいドメインの取得ができるとより良いです。

取得可能なドメインの検索には、「お名前.com」が便利です。

物語のある会社名にしよう

会社を設立し、ビジネスを拡大していくにつれ、多くの方々と出会っていきます。

ビジネスをしている経営者に出会ったとき、「どんな人だろう。どんな想いでこの会社を起業し、経営しているのだろう。」と、当たり前の疑問が沸いてきます。そんな際に、よくでてくる話題は、「この会社名にした由来は?」です。

会社の使命(mission)・将来のビジョン(vision)・組織が共有する価値観(value)・仕事への情熱(passion)。

物語のある会社名は、初対面での経営者としての印象に大きな影響を及ぼすことがあります。

参考:多くの会社名の由来を調べるには「由来.jp」が便利です。

何をしているのか分かりやすい会社名にしよう

何をしている会社かが一目でわかる会社名は、ビジネスをする上で、非常に有利に働きます。

特に、営業活動面に大きな力を発揮することがあります。業種や地域を表す会社名は、業種を代表した会社、地域を代表した会社、であるかのような印象を与えます。
何をしているか分かりにくいユニークな会社名にする際には、サービス名や屋号を工夫することも大事です。

会社名とサービス名、会社名と屋号(店舗の名前など)が違っていても全く問題はありません

呼びやすい、書きやすい会社名にしよう

会社設立後、多くの機会で会社名を呼ばれたり、会社名を書いたり、書かれたりします。

・ 銀行窓口で会社名を呼ばれる場合
・ 申込や契約をする場合
・ 領収書を書いてもらう場合、など

おそらく最も多い機会は、「領収書を書いてもらう場合」です。

店員さんに会社名を伝える都度、聞き返されたり、長い会社名で何度も言わなければならない等、非常に煩雑です。
会社名を決める際には、使う場面を想定して、声に出してみたり、紙に書いてみたりしましょう。

まとめ

会社名は、会社設立後、何度も変更することはできます。しかし、一度決めた名前を変更することは、大変な労力を要します。顧客からの信用、社会的な認知度、各種契約関係への影響などなど。
愛着がもてるよう、しっかりと自分の中で練った名前にするようにしましょう。

当記事が、会社名(商号)を決まる際の素敵なヒントとなれば幸いです。

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