香川県で起業する方に是非お伝えしたいのが、助成金や補助金のこと。
補助金は金融機関などから受ける融資とは違い返済する必要はありません。 しかし要件を満たしていれば交付が受けられる助成金と違い、補助金は申請できる期間も短いので、気が付いたら時期を逃していた・・・なんていうことにならないようにあらかじめしっかりと確認しておくことをおすすめします。
ここでは起業時に申請したい補助金の種類を解説したいと思います。
香川県で起業時に申請できる補助金ってどんなもの?
補助金とは国や地方公共団体が企業に金銭的な支援を行うことにより、産業の成長や発展をサポートする制度のこと。具体的には起業促進、地域活性化、女性や若者の活躍支援、中小企業振興、技術振興などの施策を目的としています。
特に「創業補助金」は、新たな需要や雇用の創出等を促し、我が国経済を活性化させることを目的に、新たに創業する者に対して創業等に要する経費の一部を助成するものなのです。
平成29年創業・事業承継補助金
創業補助金
公募期間 | 平成29年5月8日(木)~ 平成29年6月2日(金) |
応募総数 | 739件 |
採択総数 | 109件 |
補助金 | 補助率:1/2以内
補助金額の範囲 ①外部資金調達がない場合:50万円以上100万円以内 ②外部資金調達がある場合:50万円以上200万円以内 |
平成28年度の応募総数2,866件、採択総数136件から比べると減少傾向にあるのは、公募期間が例年は4月なのに対し、平成29年は5月にずれ込んだこと。創業時期が公募開始以後であることが創業補助金の申請できる要件のひとつ。4月設立の会社は他の月よりも会社設立が多い傾向にありますので、影響を受けていると思われます。
また第二創業補助金が平成29年度は公募されませんでした。これも応募総数が減った要因でしょう。(平成28年度の応募総数は創業補助金・第二創業補助金の合算)
その代わり、平成29年度では新たに事業承継補助金が公募されました。
事業承継補助金
「事業承継補助金」とは事業承継(事業再生を伴うものを含む)を契機として経営革新等や事業転換(以下、併せて「新たな取組」という。)を行う中小企業に対して、その新たな取組に要する経費の一部を助成(以下「補助」という。)する事業で、新たな需要や雇用の創出等を促し、我が国経済を活性化させることを目的としたもの。
公募期間 | 平成29年5月8日(木)~ 平成29年6月2日(金) |
応募総数 | 517件 |
採択総数 | 65件 |
補助金 | 補助率:2/3以内
補助金額の範囲: ①事業所の廃止・既存事業の廃止・集約を伴わない場合100万円以上200万円以内 ②事業所の廃止・既存事業の廃止・集約を伴う場合100万円以上500万円以内※ ※経営革新等に要する費用として上限200万円、事業所の廃止等に要する費用として上限300万円 |
詳細はこちら
まとめ
いかがでしたか?
平成29年の創業補助金の公募期間はすでに終了してしまいましたが、次回は平成30年4月ごろ。通常期間は1か月程度ですので、その時期に起業を考えている方は申請を視野に入れてみてはいかがでしょうか。助成金と違い、申請しても必ずしも採択されるわけではありませんが、返済義務のない資金ですので是非挑戦してみましょう。ベンチャープラス会計事務所ではこういった助成金に関する相談も随時承っております。
当記事が創業補助金を考える際の素敵なヒントになれば幸いです。